継続は力なり(相続コラム41)

不動産相続について

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お盆を過ぎても、この暑さ…桐生は毎日のように猛暑日です。
立秋が過ぎると秋の気配が漂いだすのに、今年は一味違うようです。
皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。

私たちが桐生にオープンしてから1年が過ぎました。
あっという間に経過した時間の速さに驚くとともに、桐生市という街の魅力に愛着がわいています。
たくさん物件を見て今の事務所を決め、引っ越し、スタッフ採用、チラシ作成とやることが尽きず、
気が付けば1年という時間が過ぎ去っておりました。

たくさんお問い合わせをいただき、ほぼすべてのお客様とお会いして査定を行い、
悩みごと、困りごとを聞かせていただきました。
その中でも特に多かったのが、
『家が古くて少し壊れているけど売れますか?』
『親の住んでいた家を相続したのだけど荷物の整理ができていません』
『相続登記ができていないのですがどうすればいいでしょうか』
『毎年の固定資産税や、庭木の剪定費用が嵩んで困っています』
『他社で断られたのですが相談にのってもらえますか?』

このようなご相談でした。

相談されるお客様は、長いこと悩んでいることもわかりました。
特に5年以上にわたり、
『そのうち何とかしよう』→『そろそろなんとかせねば』→『どうすればいい?』と、
だんだん焦り始めて、いざ相談してみたら思っていた結末と違う…と、再度立ち止まってしまう。

このようなパターンが多いことに気が付きました。
この1年で200件以上の査定を行ってきましたが、
『築年数が古く修繕しないと住めない』 「荷物が片付けられずそのままになっている』
『離れたところに住んでいてたまにしか来ないので建物の痛みが加速している』
という
空き家の現状が多くあります。
また、高齢者の単身世帯が急増していることもあり、
『施設に入るので自宅を処分したい』というお客様からのご相談も意外に多かったです。

私たちは、このような相談にいつでも対応します!と様々な媒体で広告しています。
新聞の折り込み広告、タウンわたらせ、桐生市が発行する広報、ホームページ。
毎月毎月原稿を作り、広告を行い、周知に励んできました。
1年前に比べて、認知度が上がったおかげで、直接ご来店されるお客さまも増えました。
知人からチラシをもらった、○○さんの紹介で、と人づてにご相談いただくこともあります。

6月からは『空き家相談会』として桐生商工会議所の会議室を借りて
毎月第2金曜日にオープンな場所でご相談を受け付けています。

時間をかけて浸透し、口コミやご紹介などが増えてきたことも実感しています。

それでも、空き家の増加を食い止めるだけの成果を上げられているわけではなのも事実です。

私たちは、今後も各種広告、相談会などを通じて空き家にお悩みの方のお役に立てるよう
気を引き締めて取り組んでいきたいと考えます。

私自身も、相続コラムを書き続け何か少しでもお役に立てる情報を発信していきます。
(ネタが枯れたときは他のスタッフに任せます…)

『継続は力なり』
私たちは桐生で空き家に関する相談窓口としてこれからも学び続け、進化し続け
お客様に寄り添ったご提案ができるように努めてまいります。


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お盆の間にご家族で話し合われた方も多いと思います。
あるいは、話のきっかけがつかめずに先送りした人も。
お一人で漠然と不安になるより、一度相談してください。
様々な経験の中からお役に立てるヒントが見つかるかもしれません。
不動産屋さんに行くのは…と、ためらわれている方はぜひ空き家相談会にどうぞ。

残暑厳しき折、皆さまどうぞご自愛ください。


この記事を書いた人

伊藤明灯戸

不動産業界に30年以上。
相続に関しての相談実績が豊富で、家族信託を得意としています。
財産の管理を行うステージ、財産の承継を行うステージに分けて問題点を抽出し
家族構成、資産構成に合わせご提案をしています。
宅建士、コンサルティングマスター、相続対策専門士、家族信託コーディネーター。
悩んでいることがありましたら、ぜひ聞かせてください。