空き家相談会Vol.6

不動産相続について

日中の空気が春の訪れを感じさせます。
花粉症の方々は大変な時期になってまいりました…
空き家相談会Vol.6の画像1
先週金曜日は恒例となりました「空き家相談会」
いつもの桐生商工会議所にて開催いたしました。



私も3組ほどお客様の相談に対応させていただきました。
親から相続した不動産の処分をどうしたものかと、お越しくださいました。

・親が亡くなって一度も使わずに、たまに換気のために訪れている。買取りを希望します。
・残置物の整理がままならず、10年も放置したままになっている。これ以上持ち続けるのは…
・叔父の遺産が最近になって発覚し、相続人が40人になっている。
 自分が何とか処分して、子どもの代に残さないようにしたい。


「子どもの代に不(負)動産を残したくない」というお声を聞く機会が増えてきました。

都心部は不動産価格が高値のまま推移していますが、
地方では人口減少に伴い土地価格は下落し続けています。
子どもが持ち家の場合には、自分が住んでいた家は不要になるとわかっている方は
家を子どもに残さない方法をいろいろ考えてご相談に来られます。

「リースバック」や「家族信託」などのご質問もありますし、
先日のご相談では「相続土地等の国庫帰属法」について勉強されていて、
「具体的に申請したらいくらかかるか?」といった質問までありました。
建物の解体費用、測量費用、申請費用、管理費用などなどご説明するとびっくりされていました。

わたしたちが、広報やタウンわたらせ、或いは新聞折り込みチラシなどで
広告をしているのをご覧になり、それをきっかけにして頂けることが嬉しいです。
何かのきっかけがないと動き出せずにいる方が多くいらっしゃいます。


さまざまな理由で利用しない不動産を所有することになり、
管理の手間やかかる費用に売却を思い立ってご相談にお越しくださった先日のお客様は、
・もう少し早く行動していれば、無駄に税金を払わなくてもよかったのに…
・荷物を整理しないと買い取ってもらえないと思っていた…
・どこに相談しても解決策が見つからなかった…

とお話しされていました。
空き家相談会Vol.6の画像2
どんな不動産にも値段が付くというわけではなく、
1円でも引き取り手のない不動産が日本各地にたくさん存在しています。
特に土地の場合、時間が掛かるケースが多いようです。


わたしたちは基本的に建物があれば、残置物がいっぱいでも、
建物がボロボロでも「そのままで買い取る」というスタンスを貫いています。
ただし、土地の場合にはお断りするケースが少なくありません。


会社の方針は、「古い家でも再生して次の方に価値を繋ぎたい」としています。
古くてボロボロでも必ず査定をしてご提案をしますので、
他社で断られた方もあきらめずにご相談ください。


気になった方は、もう先送りせずに、すぐにお問い合わせください。




この記事を書いた人

伊藤明灯戸

不動産業界に30年以上。
相続に関しての相談実績が豊富で、家族信託を得意としています。
財産の管理を行うステージ、財産の承継を行うステージに分けて問題点を抽出し
家族構成、資産構成に合わせご提案をしています。
宅建士、コンサルティングマスター、相続対策専門士、家族信託コーディネーター。
悩んでいることがありましたら、ぜひ聞かせてください。